shin83

ESGニュース ESGブログ・意見

2020/5/18

サプライチェーンにおけるESGリスク

第二回のESGインタビューで佐藤弁護士も紹介していた「Know the Chain」が、新型コロナウィルスの感染拡大によって明らかになったサプライチェーンの労働問題について言及しました。 新型コロナが示す、サプライチェーンにおけるESGリスク コロナウイルスの大流行の影響が広範囲に及んだことで、企業のサプライチェーンにおける重大な脆弱性が明らかになりました。投資業界は今、サプライチェーンにおける人的資本の扱いを今後どのように評価し、評価するかという転換点に立っています。なぜなら、かつては風評被害や規制上の ...

ESGインタビュー ESG投資

2021/4/29

ESGの「S」の重要性

今回2回目となるESGインタビューでは、Think ESGの古野編集長が、「ビジネスと人権」専門の弁護士、佐藤暁子氏からお話を伺いました! 現在、ことのは総合法律事務所で弁護士として活躍する佐藤暁子さんの専門分野は、人権デューデリジェンス全般です。佐藤さんは日本弁護士連合会で国際人権問題委員会の幹事として活動する傍ら、認定NPO法人ヒューマンライツ・ナウのメンバーとしてもビジネスと人権に関する調査やセミナーを担当しています。佐藤さんは、上智大学法学部国際関係法学科、一橋大学法科大学院を卒業後、Intern ...

ESGブログ・意見 ESG投資

2020/5/12

地球に優しい企業の見つけ方(その2)

前のブログではも紹介した通り、気候変動に対する取り組みが特に優れた企業を選ぶには、ESG投資家には主に2つの方法があります: 自分で企業を選ぶ ESG型の投資商品を選ぶ 前回は環境に優しい企業の株式や債権を自分で選択して購入する方法をご紹介しましたが、個人で投資対象の企業を探すのは時間と手間がかかるデメリットがあります。ですから初心者の方には、ESG要素を組み入れた「ESG投資信託」や「ESG型ETF」を選ぶという方法がおすすめです。 しかし、投資運用会社や証券会社によって企業のESG要素を評価する方法や ...

ESGニュース

2020/5/10

ESG投資の拡大が加速、残高は50兆円超

[5月9日、日本経済新聞 電子版] ESG投資は1年で2倍以上のペースで成長し、世界で5000億ドル(約54兆円)を上回る運用規模に拡大しています。 その流れの一環で、世界最大手の米ブラックロックは3月末に「インパクト投資」のファンドを立ち上げました。ヘルスケアや教育、デジタル化など国連の「持続可能な開発目標(SDGs)」に掲げる課題に取り組む40~50程度の上場企業に投資しており、日本でも投資資金を集める計画です。 また、米ドミニ・インパクト・インベストメンツは今月、食料や水、ヘルスケアなどの課題解決に ...

ESGニュース

2020/5/10

オックスフォード大学研究報告:新型コロナからの再生にはCO2ネットゼロ対策を重視すべき

[5月4日、ロンドン] オックスフォード大学、ケンブリッジ大学やロンドン・スクール・オブ・エコノミクスなどの研究員が5月4日に新型コロナウイルスからの再生に関する研究報告書を発表しました。ThinkESGでは、その研究の主な結論をまとめました。 CO2排出量実質ゼロへの移行は、COVID-19からの回復に大きく貢献する。 英国は、各国が提案している経済救済パッケージを、COP26に至るまでに、温暖化対策の国際的枠組みであるパリ協定とCO2排出量実質ゼロ戦略との整合性を評価するためのガイダンスと方法論を提供 ...

ESGニュース

2020/5/7

コロナショックの中、ESG投資ファンドの実績は市場平均を上回った。

【5/5、世界市場】 これまでのESGの台頭は強気相場とタイミングが重なっていたため、コロナウイルス市場のパニックにおいて、運用会社が弱気相場をどう乗り切るのか、持続可能なポートフォリオの株式や債券は持続的な暴落の中でどうパフォーマンスを発揮するのか、といった疑問があがっていました。 そこで、世界有数の金融サービス会社、アリアンツ・グローバル・インベスターズが持続可能で責任ある投資信託のパフォーマンスを分析した結果、第1四半期における「景気後退時の回復力」において、サステナブルな戦略の大部分が様々な市場の ...

ESGニュース

2020/5/6

オーストラリア最大の石油・ガス会社に対し、株主が温室効果ガス目標の設定を要求

【4/30、豪州】オーストラリア最大の石油・ガス会社、ウッドサイドの株主の大半は、ガス生産への大規模な投資計画が地球温暖化対策の国際的枠組みのパリ協定にどう整合するかを説明するよう同社に求めました 意見を述べた同社の投資家の半数強が、パリ気候協定の目標に沿ったCO2削減目標を設定し、自社の排出量と、アジアを中心とした同社製品の消費者が排出する「スコープ 3」のCO2排出量の両方を削減することを求める動議を支持しました。 この動議はまた、同社の役員報酬方針が排出量目標を確実に達成するよう奨励しているかどうか ...

ESGインタビュー ESG投資

2020/11/11

ESGの「E」の重要性

ThinkESGの古野編集長が、東京工業大学の環境・社会理工学院でで講師を務める、キム・シューマッハ博士にインタビューしました! シューマッハ博士(Dr. Kim) はサステナブル・ファイナンスとESGを専門的に研究されており、ルクセンブルクの環境・気候・持続可能開発省のリサーチコンサルタントとしても活躍されています。日本のサステナブル・ファイナンスの分析と、その課題克服を展望したDr Kimの論文「Sustainable Finance in Japan」は先月オンライン科学サイトの「Journal o ...

ESGブログ・意見 ESG投資

2020/8/28

地球に優しい企業の見つけ方(その1)

前回のブログでも紹介した通り、気候変動対策に取り組む企業はESG投資家によって高く評価され、株価にも反映されることが期待されます。そこで気候変動に対する取り組みが特に優れた企業を選ぶには、どのような方法があるかについて紹介します。  まず、ESG投資には主に2つの方法があります: 1)自分で企業を選ぶ 2)ESG型の投資商品を選ぶ はじめに、自分で企業を選ぶ方法についてです。これはそのまま通り、気候変動に配慮した企業の株式や債権を自分で選択して購入するというものですが、このとき企業の選び方が重要となります ...

ESGブログ・意見 ESG投資

2020/4/4

コロナ x ESG

コロナショックが世界経済を揺るがす今、ESG投資は成功したのだろうか? 誰もが知る通り、今まさにコロナウイルスは生活を混乱させ、世界経済と金融市場を揺るがしています。 それでは、安定的かつ収益率が高いと期待されているESG投資は、そんな株式市場の混乱の中で、市場平均を上回り、成功を収めることが出来ているのでしょうか。 S&P、Bloomberg、Morningstarなどの世界大手の情報ベンダーや、世界大手銀行のHSBC、そしてよりアクティブなエシカルファンドなどは、気候変動やESGへの対応が優れ ...

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