shin83

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2024/3/26

石油・ガス大手25社の計画はパリ協定と整合していない

25社の最大の石油・ガス企業のいずれも、事業計画をパリ協定の目標※に整合させるために必要な行動をいまだに取っていないことが、環境金融のシンクタンクであるカーボン・トラッカーの最新の調査によって明らかになった。 ※パリ協定の温度目標:パリ協定では、世界的な平均気温上昇を産業革命以前に比べ2℃より十分低く保つとともに、1.5℃に抑えるよう努力を続けることを目的に掲げている(パリ協定第2条)*1 カーボン・トラッカーは、石油・ガス企業の事業計画がパリ協定と整合しているかどうかを投資家が判断できるようにするために ...

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2024/3/24

モーニングスター、「低炭素移行リーダーズ指数」を発表

投資信託の格付け評価を中心とした金融・投資情報プロバイダーであるモーニングスターのESG評価事業とインデックス事業の強みを生かし、低炭素社会への移行において同業他社をリードする企業を投資対象とする新インデックス・シリーズがリリースされた。 モーニングスター株式会社(以下「モーニングスター」)は、ESG格付・調査のデータプロバイダーであるモーニングスター・サステナリティクスと、急成長しているグローバルインデックスプロバイダーであるモーニン グスター・インデックスとの戦略的協業により、「モーニングスター低炭素 ...

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2024/3/22

世界気象機関(WMO): 2023年、観測史上最も暑い年

3月19日に発表された世界気象機関(WMO)の「2023年地球気候の現状に関す報告書」によると、2023年は174年間の観測記録の中で最も暖かい年となった。さらに、WMOは2023年の世界の平均気温は産業革命以前の1850〜1900年に比べて、少なくとも1.45℃(±0.12℃)上昇したと発表した。 WMO事務局長のセレステ・サウロ教授は、「気候変動に関するパリ協定の下限気温1.5℃まで、一時的とはいえ、これほど近づいたことはない。WMOのコミュニティは、世界に向けてレッドアラートを鳴らしている」と強調し ...

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2024/3/27

カーボンニュートラルな44階建タワマン、ニューヨークに誕生

この春、カーボンニュートラルな44階建ての高層ビルがニューヨークで公開される。ブルックリンのステート・ストリート505番地に建設されるこの高層ビルはオール電化で、敷地内で化石燃料を燃やさない。さらに、自家消費型太陽光発電、断熱性の向上、トリプルガラス窓、住宅用ヒートポンプ、電気温水器などの創エネ・省エネ・電化技術を統合することで、このビルはすべて太陽光発電で運営される。 二酸化炭素排出量の40%近くを排出する建築業界 冬にはガスストーブで家を温め、調理にはガスコンロを使う家庭が今でも一般的であるこの世界に ...

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2024/3/13

SBTi、200社以上のネットゼロ目標を削除

科学に基づく目標設定イニシアチブ(SBTi)※は7日、「ビジネス・アンビション・フォー・1.5C」キャンペーンに参加してから24ヶ月以内に温室効果ガス排出量をネットゼロ(実質ゼロ)に削減する目標を設定しなかったとして、235社の誓約を同イニシアチブの公式ホームページから「削除」した。(*1) ※SBTi  は、企業と金融機関が最新の気候科学に沿って野心的な温室効果ガス排出削減目標を設定できるようにする国際的な団体。 2030 年までに世界の排出量を半減させ、2050 年までに排出量正味ゼロを達成 ...

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2024/3/9

米証券取引委員会(SEC)、気候関連情報開示規則を最終決定

2024年3月6日、米国証券取引委員会(SEC)※は、上場企業による気候関連情報開示の強化・標準化を図るため、年次報告書や財務諸表などにおいて、 一定の気候関連情報を開示することを要求する最終規則を採択した。*1 ※米国証券取引委員会(英:U.S. Securities and Exchange Commission、略称: SEC)は、アメリカ合衆国における株式や公社債などの証券取引を監督・監視する連邦政府の機関である。*2 SECは、2022年3月21日にこの規則を提案し、その詳細な要件について、投資 ...

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2024/3/6

シンガポール、企業に対し気候変動に関連する報告義務を導入

気候変動の影響がますます顕著になる中、気候変動対策への取り組みに対する世界的な要請は飛躍的に高まり、緊急性を帯びたものとなっている。特に、国際的にサステナビリティの重要性が高まるにつれて、ESG情報開示の規制強化の流れが加速している。 シンガポールでは、2024年2月28日、上場企業および非上場の大企業に対し、気候変動に関連する報告義務の導入が発表された。これにより、対象企業には、早ければ2025年から国際サステナビリティ基準審議会(ISSB:International Sustainability St ...

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2024/3/3

グーグルのAIモデルに偏りがあると批判殺到

グーグルが2月中に導入した新たな人工知能(AI)モデル 「ジェミニ(英:Gemini ) 」は、人種・性別の多様性を重視し、歴史的に不正確な画像を生成したことから、多くのユーザーやイーロン・マスク氏などから批判を浴びた。グーグルは問題点を認め、ユーザーに対して謝罪し、ジェミニの画像生成機能を一時停止した。*1 ジェミニが最初に問題になったのは、先月リリースされたばかりの画像生成サービスが歴史的に不正確な画像を生成していることをユーザーが発見したときだ。SNSで注目を集めた事例は、黒人のバイキング、第二次世 ...

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2024/2/27

EUが世界初の炭素除去認証制度で合意

欧州連合(EU)の議員らは2月20日(火)、農業や工業プロセスから排出される二酸化炭素の除去を認証する制度を整備する提案について、世界で初めて政治的合意に達した。欧州議会とEU加盟国理事会の暫定合意は、2050年までに排出量を実質ゼロにするというEUの目標に到達するため、EUにおける高品質の炭素除去※を拡大することを目的としている。*1 ※「二酸化炭素除去」(英:Carbon Dioxide Removal、「CDR」)とは?二酸化炭素除去とは、大気中のCO2を除去することを意味する。2050年までにCO ...

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2024/2/21

AIは社会課題を解決できるのか。責任あるAIの導入方法

Siriやアレクサ、ChatGPTなど私たちの周りには多くのAI機能を掲載した製品が溢れている。社会貢献を通して、より多くのことを実現し、より多くの人々を助けるために、テック企業、NGO、社会的インパクト・セクター全体が、急速に拡大する人工知能の可能性をどのように責任を持って社会問題の解決のために活用できるか、奮闘している。一方で、拡散されるフェイクやバイアス、所有権問題などAI導入における課題は多岐にわたる。 本記事では、社会問題の解決のためのAI導入について、利点と欠点、課題と規制、AIの社会貢献の具 ...

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