「ESG銀行」では環境、社会、ガバナンスに配慮した業務を行う銀行を紹介し、預貯金の預け先の選択にESGを考慮したい方に役立つ情報をまとめています。
HSBCは2050年までにCO2排出量をゼロにすることを目標とし、顧客の企業活動の脱炭素化への移行を支援するために7500億ドルから1兆ドル(約80兆円から110兆円)の資金を提供すると明らかにした。 ナットウエストなどのイギリスの銀行はすでにネットゼロ目標を掲げているが、アジアを中心とした顧客全体での達成を目指すHSBCの試みは重大な意味を持つ。新しい目標をどれだけ迅速かつ完全に追求するか、化石燃料関連の顧客への融資継続をどれほど許容するか、注目されている。 しかし、一部の環境保護団体からは、化石燃料へ ...
世界銀行大手の中で、脱炭素化の動きが加速化している。 エネルギー企業への大手投資銀行である米シティグループは、ポートフォリオに関わるCO2排出量を測定・開示、4年前倒しで社内の新規目標の達成、2025年までにサステナブルな活動への2500億ドル(約26兆円) の資金調達を目指していると発表した。この新たな目標には、クリーンテクノロジー、水の保全、持続可能な農業などのイニシアチブへの融資や推進が含まれている。 シティグループは2015年に、2023年までに1000億ドル(約10.5兆円)の持続可能な活動促を ...
みなさんが銀行に預けたお金が、社会に影響を与えていると知っていましたか?銀行は預貯金を財源に、あらゆるビジネスに貸し出したり、投資しています。したがって、その影響は非常に大きいのです。 そういった背景から、近年はESG投資家の厳しい目が、銀行の投融資活動に向けられています。人権侵害、環境破壊、武器産業、汚職やテロ組織との取引が懸念されている中、本業でない一部の社会貢献活動を強調する「グリーンウオッシング」に騙されないのが重要です。 目次 各銀行の特徴と仕組み 今回の記事では、メガバンク、地方銀行、信用金庫 ...