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地球に優しい企業の見つけ方(その2)

前のブログではも紹介した通り、気候変動に対する取り組みが特に優れた企業を選ぶには、ESG投資家には主に2つの方法があります:

  1. 自分で企業を選ぶ
  2. ESG型の投資商品を選ぶ

前回は環境に優しい企業の株式や債権を自分で選択して購入する方法をご紹介しましたが、個人で投資対象の企業を探すのは時間と手間がかかるデメリットがあります。ですから初心者の方には、ESG要素を組み入れた「ESG投資信託」や「ESG型ETF」を選ぶという方法がおすすめです。

しかし、投資運用会社や証券会社によって企業のESG要素を評価する方法や、投資先企業の選定プロセスが異なりますので、どのような基準で投資しているか、どのような企業を投資先としているかなど詳しい情報はしっかり確かめる必要があります。

そこで、ESG投資信託やETFの仕組み、種類、そして選別方法をしっかり理解することが重要です。実際販売されているESG投資商品の内、平均よりリターンが高いものと、投資先企業の気候変動や環境対策を重視したファンドをレビューします。

投資信託ってなに?

そもそも投資信託とは、一般的に投資家から集めたお金をひとつの大きな資金としてまとめ、運用の専門家が株式や債券などに投資・運用する商品」と定義されています。その商品の運用成果は、それぞれの投資家の投資額に応じて分配される仕組みです。投資信託の成績は市場の動向に左右されるため、投資家の元金が保障されている商品ではありません。この点が銀行預金とは異なるので注意が必要です。*1

また、投資の基本ルールとして、資産を複数の商品に分けてリスクを分散させる「分散投資」という考え方がありますが、個人投資家が自分の資金だけで分散投資をするには莫大な資金が必要となります。その一方で投資信託は、多数の投資家から小口ずつ集めて資金を、国内外の株式、債権、定期預金などのパッケージとして運用するので、個人投資家でも分散投資の実践が可能になります。

(出所:一般社団法人投資信託協会「そもそも投資信託とは?」

ETFってなに?

ETFは「Exchange Traded Funds」の頭文字で、日本語では上場投資信託と意味します。

投資信託の中でも、証券取引所に上場し、複数の株式や債権などで構成されているにも限らず、一つの株式のようにリアルタイムで取引することができます。多くのETFは株価指数などの指数と連動する商品を指します。株価指数とは、取引所全体や特定の銘柄群の株価の動きを表すもので、代表的なものには日経225(日経平均株価)や東証株価指数TOPIX)などがあります。例えば、このTOPIXに連動するETFを保有すれば、TOPIX全体に投資を行っているような効果が得られ、リスクを軽減できます。

なお一部では、投資信託の仕組みを用いていないETFや、外国の法律に基づく外国籍ETFも日本市場に上場していますが、それらも総称してETFと呼ばれることはあります。*2

運用会社の投資戦略・スタイルで選別する

さて、投資信託がどんなものなのかわかったところで、次に運用会社の具体的な選び方を見てみましょう。投資信託の運用戦略は大きく分けて、アクティブ(能動的)運用とパッシブ(受動的)運用の2つがあるので、それぞれを詳しくご説明します。

①アクティブ運用

まず、アクティブ運用とは、運用担当者がその信託ごとに定められた特定の運用方針に基づき、能動的に銘柄の入れ替えや売買を繰り返す投資信託商品です。アクティブファンドは、市場平均を上回る投資収益率を目指します。投資信託が企業の選ぶときは「ネガティブ・スクリーニング」と「ポジティブスクリーニング」の主に2週類が挙げられます。

「ネガティブスクリーニング」とは、社会や環境に対する配慮の面で好ましくない活動に従事する会社を、投資先の選択肢から排除することです。例えば、タバコや化石燃料、武器製造、児童労働などに関与する銘柄を排除する投資信託が挙げられます。現在、日本におけるアクティブ投信の中では、ポジティブスクリーニングが一般的ですが、欧米などではネガティブスクリーニングが主流です。*3

一方で「ポシティブスクリーニング」は、好ましくないビジネスを行う企業を排除するのではなく、環境や人権への配慮が優れている会社を積極的に選んで、投資することを指します。企業の選別の基準が比較的明確なネガティブスクリーニングに対し、ポジティブスクリーニングでは、その企業の生産活動に関わる複雑な問題の分析が必要になります。*4

アクティブ運用の投資信託のメリットとして、投資する企業のESGへのコミットが担保されている点が挙げられます。アクティブ型のファンドは、企業との対話や議決権行使による意思表明を積極的に行うことで、徹底したリサーチに基づくESG銘柄の選別を行なっています。一方で、丁寧に企業をスクリーニングするが故に、対象となる株式が少なくリスクが高いことや、運用の手数料が高いというデメリットもあります。

②パッシブ運用

こだわりを持って銘柄を選ぶアクティブ運用に対し、パッシブ運用の場合は、市場平均指数に連動した運用成果を目指す商品を指します。「インデックスファンド」と呼ばれることもあります。

ESGインデックスファンドの特徴の一つに、評価機関が定めたESG評価が比較的高い銘柄をより多く組み入れ、ESGスコアが低い銘柄をより少なく買う方式が多いことが挙げられます。また、透明性の乏しいものもあるため、何を基準に投資判断されているかしっかり確認する必要があります。

パッシブ運用は幅広い企業が投資の対象になるため、リスクがアクティブ運用に比較すると低く、コストも抑えることができるのが魅力的です。しかし、企業の選び方は総合的なデータを基に広く浅いものになるので、ESG配慮が低い企業が含まれる可能性もあります。

アクティブ運用とパッシブ運用の違いは、以下の表を参考にしてみてください。

本物のESGを見つけるために「グリーンウォッシュ」に注意

どのスタイルの商品を選ぶ場合でも、誰が、どのように、どのレベルまで、ESG要素を投資判断のプロセスに取り入れているかが重要なポイントです。

そのために注意したいのが「グリーンウォッシュ」です。グリーンウォッシングとは、実際には環境に配慮されていないものに対し、あたかもそうであるかのように企業が提示することです。例えば、ある商品の環境配慮の取り組みが誇張されたり、そもそものデータ不足でそのような事実が確認できないことがあります。

初回のESGインタビューでお話を伺ったキム・シューマック博士も、「ESG商品・ファンドを探すときは、情報開示の透明性を最重要視するべきだ」と仰っていました。ですから、基準が明確でない場合は、投資先ポートフォリオの上位銘柄をしっかり確かめることが大切です。もしも、自分が大事にするESG基準に反する企業がTop10名柄に入っていましたら、そのファンドの基準を疑って良いでしょう。例えば、「エコファンド」とラベルされている商品が化石燃料大手などに投資している場合はグリーンウォッシングの可能性が高いと思われます。投資信託の中身を知りたいと思えば、最終的には信託に組み入れられているすべての銘柄は「運用報告書」の「組入資産の明細」で確認することができます。

ESG投資商品をチェック!

さて、ESG型投資信託の基本がわかったところで、実際に国内の投資運用会社や証券会社がどんなESG投資商品を取り扱っているか見ていきましょう。

まずは、楽天証券検索キーワードは「ESG」)に掲載されているESGファンドから、成績の上位3本を詳しく比較していきます。

1. CAM ESG日本株ファンド

CAM ESG日本株ファンドは、キャピタルアセットマネジメント(CAM)が国内の上場企業全般を対象に運用するアクティブ型の投資信託です。企業のESGに対する経営目標と態勢整備状況を定量的に分析・評価して経営力、成長性で優位な企業に中長期投資を行っているため、ポジティブスクリーニングを採用していることが分かります。

具体的にCAM ESG日本株ファンドの運用は、ESGの要素と財務情報を融合した独自の銘柄選定方法「CAM サステイナブル・インベストメント・モデル」を採用しています。このモデルでは、グッドバンカー社が提供する「ESGスコア」と、CAMが独自に分析する「財務スコア」をを組み合わせたアプローチです。 

(出所:始めるなら、CAM ESG投資 | CAM ESG日本株ファンド

このように、CAM ESG日本株ファンドのHPら運用プロセスや投資モデルが一般の方にもわかりやすく、図を使って説明されているのもポイントです。この点から、情報の透明性についても高い評価ができそうです。

2. eMAXISジャパンESGセレクトリーダーズ

こちらは、MUFJ国際が、国内の上場または上場予定の株式全般に投資を行う、パッシブ型信託です。MSCIジャパンESGセレクト・リーダーズ指数をベンチマークとし、ファンドの1口当たりの純資産額のと対象インデックスの変動率を一致させて運用を行います。

この「MSCI ジャパンESGセレクト・リーダーズ指数」とは、米国のMSCI Inc.が開発した株価指数で、業種内において相対的にESG評価が優れた企業で構成されています。この指数は、親指数(MSCI ジャパンIMIトップ700指数)の構成銘柄の中から、各業種分類の時価総額50%を目標に、ESG 評価に優れた企業を選別して構築されています。この選別手法により、ESG評価の高い企業を選ぶことで発生しがちな業種の偏りが抑制できます。しかしその一方で、ここでのESG評価はその業界内における相対的な成績に基づくため、実際にはESGへの配慮には疑問が残ります。実際に、MSCIジャパンESGセレクト・リーダーズ指数を構成する銘柄を見てみると、石油会社も含まれています。

なお、運用方針や評価基準などはこのファンドの運用報告書に詳しく記載されていますが、資料に専門的な語彙が多く使用されているため、一般の人にはとっつきにくい内容になっています。情報を開示していないというわけではありませんが、透明性がそれほど高いという訳でもなさそうです。

3. 三井住友・日本株式ESGファンド

こちらの投信は、三井住友DSアセットマネジメントが運用する、国内上場企業全般を対象とするアクティブ型の投資信託です。企業調査に精通したアナリストが企業のESGへの取組みを評価し、企業価値向上が期待される銘柄を選定します。また、ポートフォリオの構築はファンドマネージャーが計量モデル等に基づいて行っています。

以下のモデルを見てもわかるように、三井住友・日本株式ESGファンドは銘柄の分析と選定を複数の段階に分けて行っているため、ポジティブスクリーニングであることが分かります。

(出所:三井住友・日本株式ESGファンド 交付目論見書 )

なお、これらの判断は、企業のESG活動において外形的な項目(基礎項目)と、アナリストが企業の業績や株価と関係性が強いと判断する項目(重点項目)の2点を基準としています。さらに、実際にファンドに組み込まれる銘柄の選定基準は:

  1. 「基礎項目」と「重点項目」双方の評価が相対的に高い銘柄 (ESGへの取組みに優れており、今後も取組みの着実な進展が期待される銘柄)
  2. 「重点項目」の評価が「基礎項目」の評価を上回る銘柄 (ESGへの取組みが過小評価されていると考えられる銘柄)

とされています。ただし、具体的な数値などは公表されていないので、実際にはESG判断基準の透明性はあまり高いとは言えないかもしれません。

気候変動アクション・低炭素・環境関連企業にフォーカスしたファンドをチェック!

4. SMBC アムンディ・クライメート・アクション 

アムンディアセットマネジメントが運用するSMBC アムンディ・クライメート・アクションは、主に気候変動対応に取り組む企業へ投資しています。具体的には、国連の定める持続可能な開発目標(SDGs)の気候変動に関する目標へのコミットを目的とします。

アムンディはフランス、パリに本拠を置く運用会社で、世界6都市の運用拠点から約200兆円を超える資産運用を行なっています。設立以来、責任投資を原則に資産運用を行い、独自のESG分析手法を用いるなど、責任投資のパイオニアとしても活躍してきました。2021年末までには、社内全てのファンドをESG分析の対応にするなどの具体的な目標も打ち出しています。*5

そんなアムンディのSMBCクライメート・アクションにおける銘柄選択は、前回のブログも紹介したCDP(企業の気候変動等の取り組みについて分析、評価、開示を行う国際NGO)が公表する「気候変動スコア」を採用しています。さらに、企業が設定したCO2削減目標が第三者に承認されるイニシアチブSBT(サイエンス・ベースド・ターゲット)の数値も同時に考慮し、ESG評価が低い企業や問題がある企業を除外しています。

(出所:SMBC アムンディ・クライメート・アクション 交付目論見書

この交付目論見書を読むと、運用プロセスからESGの具体的な基準値まで、一般の方にもわかりやすく整理されていて、かなり情報の透明性が高いと言えそうです。

5. iTrustエコイノベーション

ピクテが運用するiTrustエコイノベーションは、ポジティブスクリーニングを採用するアクティブ型の投資信託です。ピクテは1805年にスイスのジュネーブで設立され、アムンディほどではありませんが、責任投資の分野で高く評価されています。

iTrustエコイノベーション の最大の特徴は、気候変動にこだわらず「環境問題」全般に対して取り組みを行う企業に投資していることです。具体的には、電気自動車関連、エコ・ロボティクス、再生可能エネルギーなどが対象です。

(出所:iTrustエコイノベーション HP

また、特定の銘柄、国や通貨に集中せずに投資先を分散させることで、リスクの軽減にも努めています。

iTrustエコイノベーション のサイトや交付目論見書は一般の人にも見やすく整理されています。金融業界の外から環境関連技術の専門家を招致するなど、銘柄選定のフローも比較的明確です。しかし、具体的なESGの基準を公表しているアムンディに比べると、情報の透明性はやや劣っているように見えます。

(出所:iTrustエコイノベーション HP

6. MAXIS カーボン・エフィシェント日本株上場投信

MAXIS カーボン・エフィシェント日本株上場投信は、「S&P/JPX カーボン・エフィシェント指数」に連動する投資成果を目指す商品です。S&P/JPX カーボン・エフィシェント指数とは、東証株価指数(TOPIX)に入っている銘柄をベースに、売上あたりの炭素排出量の少ない企業の割合を高めることで、指数全体の炭素排出量の削減を目指す指数です。投資する産業の多様性はTOPIXと同程度に維持できるので、リスクを分散することができます。

ちなみに、2018年には日本のGPIF(国民年金の積立金の管理・運用を行う独立行政法人)も「S&P/JPX カーボン・エフィシェント指数」をESG指数として採用していて、この指数の関心は国内でも高まっています。

その一方で、選別の基準は各業界における炭素排出量の平均なので、実際には環境に優しくない業界(化石燃料など)にも投資されていることに注意が必要です。また、運用ブロセスはあまり具体的でなく、専門用語が淡々と綴られているため、一般の人には情報がアクセスしづらいかもしれません。

しかし、MAXISカーボンエフィシェントのHPから、組み入れ全銘柄の企業名と株数、その銘柄の全体における比率、さらには運用担当者の名前と経験年数まで見ることができるので、情報開示に対するオープンな姿勢は高く評価すべきです。

では、これまでに説明してきた6つのファンドを比較してみましょう。以下の6項目ごとに整理してみました:

  1. 運用会社の気候変動・責任投資配慮スコア(英NGO、ShareActionの提供)*6
  2. 商品分類
  3. 運用スタイル
  4. 対象銘柄
  5. トータルリターン
  6. ESGの透明性

運営会社から商品を直接購入する方法

ここまで、運用会社と販売会社が異なる商品を紹介してきましたが、運用会社から直接投信を購入することもできます。その一例として、国内の鎌倉投信をご紹介します。

鎌倉投信

2008年に設立された鎌倉投信の合言葉は「いい会社をふやしましょう」。これからの日本に必要とされる、本業で社会課題の解決に取り組む「いい会社」に投資することによって、個人投資家の資産形成と社会の持続的発展の両立を目指す資産運用会社です。経営方針は、営利のみを目的とせず、利益の一部を社会に還元し、会社の利益と社会貢献のバランスを重視しています。

また、いい会社がいい会社でい続ける限りはその銘柄を売らずに保有しけ、その企業の成長を応援するというスタイルが、これまでの売り買いを繰り返す投資とは違うユニークな点です。

他にも鎌倉投信の特徴には、投資家から投資先企業の顔が見える密な関係を築く点が挙げられます。定期的に開催される受益者総会では、投資家と投資先企業の経営者と運用者である鎌倉投信が一堂に会し、講演会やパネルディスカッション、商品説明などを行なっています。それを通して、企業の財務情報よりも、ビジョンや想いを共有するようにしています。また運用報告の一環として、起業家と鎌倉投信が一緒に投資先の現場に訪問する「いい会社訪問」や、投資先経営者の話を直接聞く「いい会社の経営者講演」が行われています。

そんな鎌倉投信が販売している投資信託が「結い2101」という公募・直販の商品です。運用会社が直接商品の販売を行うことで、運用の管理費用は他のアクティブファンドに比べて比較的低く(1.1%)、顧客と運用者が直接対話をし信頼性を高めることも可能にしています。

「結い2101」は、「次なる世紀“2101年”に向けて、人と人、世代と世代 を “結ぶ”豊かな社会を共に創造したい」という想いが込められている商品です。こちらの信託は、格付投資情報センターの「R&I ファンド対象2019」(NISA/国内株式部門)において、最優秀ファンド賞にも選ばれています。*7

ファンドの運用コンセプトは「人・共生・匠」を軸に:

  1. 人材を生かせる企業
  2. 循環型社会を創る企業
  3. 日本の匠な技術・企業文化・感動サービスを世界に発信できる企業

などを中心に投資をしています。

なお、交付目論見書には、銘柄選定のプロセス、運用コンセプトなどが非常にわかりやすくまとまっていますが、分析の際の具体的な項目などは公表されていません。

この記事の前半に紹介したように、もちろん大手のネット証券から商品を購入することもできます。しかし鎌倉投信のように、小規模でもこだわりのある面白い商品もあるので、幅広く自分にあった商品を探してみてください!

運用会社のESG評価を参考にする方法

ESGに配慮された運用会社を探すためには、第三者評価が参考になります。上記の比較表でも紹介しましたが、一つのランキングはイギリスのNGO、ShareActionが提供する運用会社の気候変動・責任投資配慮スコアです。これは、世界大手75社の運用会社によるESGリスクへの対応、気候変動方針、人権方針、そして生物多様性に関する取り組みを総合的に評価しているランキングです。

また、環境省が昨年度より実施している「ESG・ファイナンスアワード・ジャパン」で受賞している企業を参考にするのも良いでしょう。このアワードは、ESG投資の普及・拡大を目的に始めたもので、サステナブルなビジネスに取り組む金融機関や企業が表彰されています。*8

第一回の去年は、第一生命保険株式会社ニッセイアセットマネジメント株式会社が金賞を受賞しました。第一生命はESGの「E」、特に気候変動を重点テーマとして掲げ、再生可能エネルギー関連事業等の投資を積極的に行うと共に、気候関連情報の体系的な評価手法を構築しています。一方のニッセイアセットマネジメントは、企業価値との関連性の観点から独自のESG評価項目を設け、投資先の開示情報や企業対話をもとに、投資企業のポートフォリオを作成しています。

また、この記事でもすでにご紹介した外資のアムンディやリベコは、同アワードの銀賞を受賞しています。環境省の選定委員会は、アムンディやロベコが国内外で行うESG金融の普及活動を高く評価しました。*9

しかし、運用会社のESGへの取り組みが高く評価されているとしても、個々の投資商品により投資対象や運用目的やスタイルが異なりますので、総合的に判断するのが良いでしょう。

まとめ

ESG型投資商品を選ぶ際には、運用会社の投資戦略・スタイル、商品の中身をしっかり確かめる必要があります。どのような基準で投資しているか、どのような企業を投資先としているか、などの詳しい内容は投資信託説明書(交付目論見書)等を確認してみてください。この記事でもお伝えした通り、グリーンウォッシングに注意してください!自分の目的・スタイルにあう商品を探すとともに、ESG要素を投資選定プロセスに積極的に取り入れる運用会社を見極めるためには、情報の透明性・信頼性がなにより大事です。また、商品の販売は様々な信託銀行・証券会社が行っていますので、情報の範囲が豊富で、それぞれの商品を上手く比べることができる第三者サイトを活用するのがオススメです。ネット証券の場合いは、楽天証券松井証券SBIネオモバイル証券マネックス証券をご確認ください。


参考記事:

*1:そもそも投資信託とは?

*2:ETFの仕組み

*3:ネガティブ・スクリーニング - Negative screening

*4 :ポジティブ・スクリーニング - Positive screening

*5:SMBC・アムンディ クライメート・アクション投資信託説明書

*6:ShareAction(2020) Point of no Returns: Asset managers' approach to responsible investment

*7:「R&Iファンド大賞2019」 ~「結い 2101」が最優秀ファンド賞(NISA/国内株式部門)に選ばれました~ 

*8:運用会社のエンゲージメントに期待、環境省「ESGファイナンス・アワード」が評価する貢献度

*9:「ESG・ファイナンスアワード・ジャパン」受賞企業の選定理由

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