台湾の電子部品メーカーの世界大手、鴻海科技集団(ホンハイ)は、企業に気候変動対策を求める投資家グループ「クライメート・アクション100+」の働きかを受け、2050年までにCO2排出実質ゼロ達成に向けてビジネスモデルを変革すると宣言した。
ホンハイは以下の取り組みを実施すると公開。
- 鴻海科技グループの工場が所在する地方自治体のCO2排出削減対策の遵守
- 2050年までにバリューチェーンにおける温室効果ガス排出量ゼロ目標達成
- クライメートアクション100+運営委員会が提案した以下の目標達成
- 気候変動ガバナンスの強化
- バリューチェーン全体で温室効果ガス(GHG)排出量削減
- 気候変動に関連した財務開示に関する推奨事項(TCFD)に準拠した開示
二酸化炭素排出量世界1位の中国に生産拠点を多く構える台湾企業がCO2排出ゼロに踏み切ったことは、業界に大きな変化を与えるだろう。今後の電子機器の製造モデル変革に期待したい。
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