ESGニュース

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2021/8/6

シンガポールの政府系ファンド、炭素価格を42米ドルに設定

シンガポールの政府系投資ファンド、テマセク(Temasek)が、投資の判断材料として独自に炭素排出量に価格を付け、1トン当たりの炭素価格を42米ドルに設定した。また、長期的なインセンティブの一部を、2030年までに投資ポートフォリオに帰属するCO2排出量を2010年比の半分にするという排出量削減目標と連動させることを発表した。テマセクは、2050年までに投資ポートフォリオによるCO2排出量をゼロにすることをすでに表明しており、株式ポートフォリオのCO2排出量を毎年報告することにコミットしている。 テマセク ...

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2021/7/31

世界最大規模のネット・ゼロ投資ファンドが誕生

ブルックフィールド・アセット・マネジメント(Brookfield Asset Management)は、 「ブルックフィールド・グローバル・トランジション・ファンド(Brookfield Global Transition Fund - BGTF)の初回決算を70億米ドル(約7700億円)で行うことを発表し、温室効果ガス排出実質ゼロへの世界的な移行を加速する投資機会に特化した世界最大規模の投資ファンドを設立した。 ブルックフィールド・グローバル・トランジション・ファンドは、元イングランド銀行総裁で、国連の ...

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2021/7/28

メルセデス・ベンツ、2025年までに完全EV化へ

メルセデス・ベンツは、2025年までに電気自動車(EV)の製造のみに移行すると、EV車への完全移行を目指す計画を発表した。また、ドイツに本社を置く同社は、2030年までに自動車販売において「すべてを電気自動車にする」ことを目指していると強調した。2022年までには、「当社が提供するすべてのセグメントにバッテリー式電気自動車を導入する」とし、2025年からは「当社が製造するすべてのモデルについて、顧客がすべての電気自動車を選択できるようにする」と付け加えている。メルセデスとその親会社であるダイムラーAGのC ...

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2021/7/22

アマゾン熱帯雨林、毎年日本分のCO2を排出

アマゾンの熱帯雨林は、現在、吸収できる量よりも多くの二酸化炭素を排出していることが、科学者によって初めて確認された。その量は年間10億トンで、世界第5位の温暖化ガス排出国である日本の年間排出量に相当する。 研究者らによると、巨大な森林は、これまでは温暖化を引き起こしている二酸化炭素を吸収する炭素吸収源であったが、現在は温暖化の加速を引き起こしているという。 CO2排出量のほとんどは火災によるもので、その多くは牛肉や大豆を生産するための土地を整地するために意図的に行われている。しかし、火事がなくても、気温の ...

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2021/7/20

SBTi: 企業の気候変動目標は1.5℃を承認基準とする

企業の環境経営を世界的な気候変動目標に一致させることを目的としたイニシアチブであるSBTi(Science Based Targets initiative)は、温暖化対策の加速と拡大を目的とした新たな戦略の一環として、世界の気温上昇を1.5℃に抑えることを前提としたシナリオに沿った温室効果ガズ削減目標のみを「科学的根拠に基づいた目標設定」として受け入れることを発表した。 2015年に設立されたSBTiは、CDP、世界資源研究所(WRI)、世界自然保護基金(WWF)、国連グローバル・コンパクト(UNGC) ...

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2021/7/16

西オーストラリア州、世界最大級グリーン水素ハブを目指す

西オーストラリア州の南海岸に、50ギガワット(5千万キロワット)という驚異的な風力・太陽光発電容量を持つ世界最大の再生可能エネルギー・ハブが提案されており、オーストラリア国内および輸出用に数百万トンのグリーン水素を製造する計画が発表された。 「西部グリーン・エネルギー・ハブ」と呼ばれるこの1,000億豪ドル(約82兆円)規模のプロジェクトは、前例のないものである。このプロジェクトは、オーストラリアのあらゆる種類のプロジェクトの中でも最大級のものであり、オーストラリアの主要送電網の総発電量に匹敵する規模とな ...

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2021/7/14

バドワイザー・ビール、5億ドルのグリーンローンを調達

世界的ビールメーカーのバドワイザー・ブルーイングのアジア太平洋支社(Budweiser Brewing Co. APAC Ltd.)は、アジアの上場消費財企業としては最大規模となる5億ドル(約6百億円)のサステナビリティ・リンク・ローンを確保した。香港の上場企業であるバドワイザーAPACの発表によると、中国銀行を中心としたコンソーシアムによる3年間の回転信用枠(Revolving Credit Facility)は、気候変動対策、水質、パッケージリサイクル、スマート農業などのサステナビリティ目標達成に連動 ...

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2021/7/14

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私たちは「未来につながる、ESG投資を」をコンセプトとする金融・投資情報サイトです。サステナブルな資産運用に関心がある投資初心者・個人投資家向けに、ESGの基礎知識、ESG投資ノウハウや最新ニュースなどを配信しています。 環境問題、社会課題、そしてガバナンスに配慮したESG経営に関する最新の動向をフォローし、投資判断に役立つ国内外のESG情報を分析し、ニュース記事やブログ記事としてまとめています。 ThinkESGをネクストステージへ導き、個人投資家のESGリテラシーの向上のため、ライター・長期インターン ...

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2021/7/14

大手銀行が「持続可能な栄養」に投資

クレディ・スイス・グループとJPモルガン・チェースの資産管理部門が共同で、「持続可能な栄養」に焦点を当てた新しい投資ファンドを開発する。同ファンドは、「栄養、健康、生物多様性、気候変動の関係に取り組み、特に栄養の社会的・環境的側面に焦点を当てている」上場企業に投資する。両銀行は、年内にファンドを立ち上げる予定と言う。コロナウイルスの大流行により、ESG投資家は、気候変動、生物多様性、農業と人間の健康の関連性に目覚め、これらの相互関係をテーマとするESG 投資商品が今後増加すると見込まれる。 参考リンクAm ...

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2021/7/9

運用資産43兆ドルのアセットマネジャーがネットゼロを目指す

7月7日、6.8兆米ドルの資産を有する大手資産運用会社41社が新たに「ネット・ゼロ・アセットマネージャーズイニシアティブ(NZAMI)」に加盟した。 同イニシアチブに加盟するアセットマネジャーは、2050年またはそれ以前に、投資先ポートフォリオ全体でネット・ゼロ・エミッションの達成を目指し、2030年までの中期的な排出量削減目標を設定するために、顧客と協力することにコミットする。今回の加盟により、43兆ドルの資産を運用する128社の運用会社が、カーボンニュートラル達成に整合したポートフォリオ構築に挑む。同 ...

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