「ESG投資」では環境、社会、ガバナンスに配慮した投資判断の基礎知識やノウハウを発信し、ESGを掲げる株式投資ファンドや信託の最新情報や独自評価をまとめています。
世界第4位の鉄鋼メーカーである日本製鉄株式会社(日鉄)の年次株主総会において、アクティビスト株主や欧州の機関投資家による気候変動に関連する3つの株主提案は否決されたものの、予想以上に大きな支持が集まった。 6月21日に東京都内で開催された同社の第100回定時株主総会での議決権行使の結果が25日に発表された: 【第6議案】21.48%の株主が、一般社団法人コーポレート・アクション・ジャパン(CAJ)と環境NGOオーストラリア企業責任センター(ACCR)が提出した、日本製鉄に対し、スコープ1、2、3 の排出量 ...
投資信託の格付け評価を中心とした金融・投資情報プロバイダーであるモーニングスターのESG評価事業とインデックス事業の強みを生かし、低炭素社会への移行において同業他社をリードする企業を投資対象とする新インデックス・シリーズがリリースされた。 モーニングスター株式会社(以下「モーニングスター」)は、ESG格付・調査のデータプロバイダーであるモーニングスター・サステナリティクスと、急成長しているグローバルインデックスプロバイダーであるモーニン グスター・インデックスとの戦略的協業により、「モーニングスター低炭素 ...
モーニングスターはファンド、資産運用会社、株式の分析にESG要素を取り入れ始めた。 アナリストは、ファンドや資産運用会社に対してどの程度ESG要素を取り入れているかを調査。「Leader」「Advanced」「Basic」「Low」の4段階の「ESGコミットメントレベル」を割り当てる。モーニングスターはこれまでに、100以上の戦略と40の資産運用会社を対象とした評価を実施している。 第1回ESGコミットメント・レーティングで対象となった40の資産運用会社のうち、カルバート、パルナサス、ロベコ、スチュワート ...
Hirschel and Kramer: ヨーロッパトップ10の ESG資産運用会社を発表
スイスの調査会社 Hirschel and Kramer (H&K)は、Responsible Investment Brand Index™ 2020(以下RIBI)を発表した。 RIBIは、欧州の資産運用会社284社を対象に、各資産運用会社の責任投資やサステナビリティへのコミットメントを分析した調査結果だ。これは、資産運用会社が、投資先企業に対するエンゲージメントの強度や運用会社のパーパス/企業理念にESG要素を取り入れているかなどを評価基準としている。 2020年RIBI™の総合成績ベスト ...
ESG投資方針が優れたオランダの資産運用大手ロベコはすべての投資信託から石炭、オイルサンド、北極圏掘削に大きく関与する企業を投資対象から除外することを発表した。 石炭は世界の燃料の中で二酸化炭素排出量が最も多いエネルギー源でだ。また、オイルサンドは原油生産の中でも最も炭素排出量の多い開発手法である。北極圏での掘削は、従来の石油やガスの採取に比べてリスクが高くなっているほか、北極圏の生態系に悪影響を与える可能性もある。投資ポートフォリオから除外される銘柄は石炭やオイルサンド関連事業の売上高が全体の25%以上 ...