モーニングスターはファンド、資産運用会社、株式の分析にESG要素を取り入れ始めた。
アナリストは、ファンドや資産運用会社に対してどの程度ESG要素を取り入れているかを調査。「Leader」「Advanced」「Basic」「Low」の4段階の「ESGコミットメントレベル」を割り当てる。モーニングスターはこれまでに、100以上の戦略と40の資産運用会社を対象とした評価を実施している。
第1回ESGコミットメント・レーティングで対象となった40の資産運用会社のうち、カルバート、パルナサス、ロベコ、スチュワート・インベスターズ、インパックスを含む6社が「Leader」の評価を受けた。他の6社は、アクサ・インベストメント・マネージャーズ、ヌビーン・インベストメンツ、シュロダーの順に「Advanced」。16社は「Basic」、12社はESGへの取り組みについて低評価を受けた。
また、アジア地域で販売されているファンドの評価は以下のようになっている。
(出処:Fund Selector Asia)
すべてのレーティングを確かめるにはモーニングスターの有料会員になる必要があるが、このような指標が主流化することで、個人投資家にESGに配慮したファンドが見つけやすくなることを期待したい。
参考リンク
Morningstar:New Ratings Reveal Who's Serious About Sustainability
ThinkAdvisor:Fidelity, Vanguard Rank Lowest in Morningstar's New ESG Rating
Fund Advisor Asia:Morningstar reveals funds' ESG commitment