ESGニュース

ESGニュース ThinkESGプレミアム会員限定

2021/2/11

モーニングスター:ファンドオブザイヤー2020。ESG型部門優秀ファンド発表

「投資信託の評価機関」であるモーニングスターが、『ファンド オブ ザ イヤー2020』を発表した。これは、毎年、国内の追加型株式投資信託 約5,500本を対象に、優れた運用実績とマネジメントを持つファンドを選考するアワード(賞)だ。今年で22回目となる今回は、ESG型部門で、優秀ファンド賞4ファンドが発表された。 ESG優秀ファンド賞  ESG型 部門は、モーニングスター独自の評価基準で関連ファンドとして抽出された129本のうち4本が優秀ファンド賞に選ばれた。  2020年の傾向として、新型コロナウイルス ...

ESGニュース

2021/3/4

EU環境委員会:2023年までに国境炭素税導入に賛同

世界的な気候変動対策の野心を高め「炭素の漏出」を防ぐためには、EUは気候変動対策にあまり積極的でない国からの輸入品に対して炭素税を課さなければならない、と欧州議会環境委員会は強調した。 欧州議会の環境・公衆衛生・食品安全委員会は、WTOと互換性のあるEUの炭素国境調整メカニズム(CBAM)に関する決議を、賛成58票、反対8票、棄権10票で採択した。 EUはすでに国内の温室効果ガス排出量(GHG)を大幅に削減しているが、輸入品からの排出量は増加しており、それによって世界の温室効果ガス排出量を削減するためのE ...

ESGニュース

2021/2/9

バイデン大統領「国家気候タスクフォース」設立

バイデン大統領は国内外で気候危機に注力する姿勢を強めている。パリ協定への再加盟、大気・水・地域社会保全を阻害する基準の即時見直しなど、大統領が就任初日にとった行政行動を土台に行政命令が次々と下された。 大統領令の中で、今年4月22日のアースデーに首脳気候サミット開催、主要経済フォーラムを再招集、気候変動担当特別特使創設など、国際社会でイニシアチブを取ることを宣言している。さらに、政府一丸となって気候変動危機にアプローチするために、21の連邦政府機関や省庁からリーダーを集めた「国家気候タスクフォース」の設立 ...

ESGニュース

2021/2/8

キリンHD: ミャンマー国軍系企業とのビール事業打ち切りへ

 日本の飲料大手キリンホールディングスは、ミャンマー民主政権を転覆させ、ジェノサイド(大量虐殺)で国際的な制裁を受けている軍人将校が一部出資しているミャンマー国軍系年金ファンド会社との提携を解消する方針を明らかにした。  キリンHDは、ミャンマー国軍系年金ファンド会社、「ミャンマー・エコノミック・ホールディングス(MEHL)」とビール事業のパートナーシップを組み、現地で合弁事業を行っていた。  国連の調査で、「MEHL」は、今回のクーデター首謀者のミン・アウン・フライング上級将軍が監督していることが判明し ...

ESGニュース ThinkESGプレミアム会員限定

2021/2/7

ブラックロック:ネットゼロ投資に賛同表明

アメリカの最大手資産運用会社ブラックロックは2050年までに温室効果ガス排出実質ゼロを目指すネットゼロ目標に賛同することを表明した。世界がネットゼロ移行へ舵を切る中、ポートフォリオ構成を脱炭素化に整合させ、投資機会を顧客に提供することを宣言している。 ネットゼロ投資を促進するために、2021年に以下のアクションを実行すると明記している。 ここから先は「ThinkESG プレミアム」会員限定の コンテンツです。 4つの特典が受けられる「ThinkESG プレミアム会員(1ヶ月定期購読)」の詳細についてはこち ...

ESGニュース

2021/2/1

NYC年金基金:化石燃料株 40億ドル分投資撤退

ニューヨーク市の年金基金は、気候危機回避に向けて約40億ドル(約4000億円)相当の化石燃料関連会社株を売却することを決定した。 ニューヨーク市は、昨年9月にポートフォリオの脱炭素化を表明している。今回の売却に票を投じたのは、市の教師、労働者を代表する2つの年金ファンドで運用資産は合わせて1680億ドル(約17兆円)に相当する。合計で630億ドル(約6.6兆円)相当の警察や消防士の年金ファンドは、賛成票を投じていない。声明によると、80億ドル(約8.3億円)規模の他のファンドもまもなく売却に賛成票を投じる ...

ESGニュース

2021/1/30

EU: 2020年、再生可能エネルギーの発電量が化石燃料を上回る。

 シンクタンクの独アゴラ・エナギーヴェンデと英エンバーは2021年1月25日、欧州の電力移行を追跡した報告書を共同で発表した。報告書によると、2020年には再生可能エネルギーが化石燃料を抜いて、初めてEUの主要な電力源となることが明らかになった。 (出処:エンバー)  具体的には、2020年におけるEU27ヵ国全体の総発電量に占める再生可能エネルギーの割合は38%(2019年は34.6%)に増加し、37%に減少した化石燃料による発電を初めて追い抜いたのだ。  国別では、ドイツとスペインと英国も初めて再エネ ...

ESGニュース

2021/1/27

バイデン政権:4月22日アースデイに気候変動サミット開催

バイデン政権は、4月22日のアースデイ(地球の日)に世界の指導者たちを気候変動サミットで迎える予定だ。就任後100日以内に気候変動問題の解決に向けて世界の指導者たちの大集会を開催するという選挙前の公約に沿ったものだ。 これは、パリ協定への復帰だけでなく、国際舞台での気候変動に対する行動を強化するという新大統領の決意の表れでもある。 米国が主催する4月22日の会議は、昨年12月に開催された国連の「気候野心サミット」に似たバーチャルなものになる可能性がある。国内ではコロナウイルス対策が最優先課題であり、議会の ...

ESGニュース

2021/1/25

大手保険会社アリアンツ:ネットゼロ投資への中間目標設定

ドイツの世界大手保険会社アリアンツは2050年までに投資先企業の温室効果ガス排出量実質ゼロ達成に向けて、保険ポートフォリオの特定資産クラスに関する中期気候変動目標を初めて設定した。2025年までに、契約者ファンドのポートフォリオに含まれる温室効果ガス排出量を2019年比で25%削減を目指す。 従来の投資基準に加え、パリ協定で掲げられた世界平均気温上昇を1.5度に抑える目標に適合するか、すべての株式および社債が見直されることになる。さらに、2025年までに投資対象の不動産による温暖化ガス排出量の経路は、科学 ...

ESGニュース ThinkESGプレミアム会員限定

2021/1/25

ブラックロック : 2021年から気候変動対策を審査する企業数を倍増

世界最大の資産運用会社であるブラックロックは、今年から気候変動対策を審査する企業数を倍増させると発表した。対象企業数は昨年の440 社から1,000社となる。 昨年、ブラックロックは気候変動対策が乏しいと判断した調査対象となった 440 社の投資先企業のうち、取締役55 名の選任議案などに対して反対票を投じた。さらに今年は、投資先企業の気候変動対応が優れない場合、更に191名の役員に反対票を投じる準備をしているとする。 ここから先は「ThinkESG プレミアム」会員限定の コンテンツです。 4つの特典が ...

© 2024 ThinkESG