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GHG排出量会計基準の標準化に向けて「カーボン・コール」結成

近年、世界的に脱炭素に向けた取り組みが進められているが、その中の課題の一つに排出量の算定・会計の正確さが求められている。

 そんな中、マイクロソフト、国連環境計画、コーポレート・リーダーズ・グループ ヨーロッパなど20以上の主要機関が10日、今世紀半ばまでに温室効果ガス(GHG)排出実質ゼロ(ネットゼロ)に到達するため、信頼性の高い、相互運用可能なGHG排出量会計システムの構築を加速させるためのイニシアチブ「カーボン・コール」を発表した。「カーボン・コール」は科学、企業、財団、政府間組織からの集団行動、投資、資源を動員し、最新のGHG排出量会計のシステム間で、データと科学的知見へのアクセスを可能にするものである。

 ワシントンポスト紙の分析によると、報告されていないGHG排出量のギャップは、「少なくとも年間85億トンから最高で133億トン」に及ぶという。現在、GHG排出量計算は、データの質の問題、測定と報告の矛盾、孤立したプラットフォーム、およびインフラの課題に悩まされている。このため、特に企業にとっては、信頼できるデータを比較、結合、共有することが困難となっている。

 「カーボン・コール」では、二酸化炭素、土地、メタンの間接的な排出量に焦点を当て、既存のグローバルな炭素会計システムにおけるギャップを明らかにし、対処する。参加の主要団体として以下に述べる。

 クライメートワークス財団が主催となり、他にも

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