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2023/8/14

豪大手銀行CBA、化石燃料上流開発への融資を廃止

オーストラリア最大の銀行であるコモンウェルス銀行(CBA)は、8月上旬に、画期的な化石燃料融資方針を発表した。 新規石油・ガス開発のためのプロジェクト・ファイナンスを除外し、既存の石油・天然ガス田の拡張に対するプロジェクト・ファイナンスを除外する新方針は、世界の銀行が石油・ガスへの投融資から脱却するためのベンチマークとなるHSBCの最低基準を踏襲している。 さらに、CBAは、化石燃料関連の顧客に対し、2025年までにサプライチェーン全体の排出量を網羅し、温暖化を産業革命以前に比べて2℃より十分低く保つパリ ...

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2023/8/10

豪ディープテックファンド、約420億円の調達に成功

オーストラリアのベンチャーキャピタル、メイン・シーケンス社は7月26日、第3号ファンドのファーストクローズで4億5000万豪ドル(約420億円)を調達したと発表した。 同社は大学と密接に連携し、ポテンシャルのある研究者や科学者を探し出し、「ベンチャー・サイエンス」投資モデルによってゼロから技術を構築する。テクノロジーを研究段階から現実レベルに成長させることがメイン・シーケンス社のミッションだ。 オーストラリアの国立科学機関CSIRO(英連邦科学産業研究機構) によって設立されたこのベンチャーキャピタルは、 ...

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2023/8/15

2030年、新車販売の44%がEV?BNEFレポート予測

運輸・自動車部門は大きな変革期を迎えている。乗用車から商用車、バス、二輪車、三輪車に至るまで、ほぼすべての分野で電化が急速に広がっている。 ブルームバーグNEFによる電気自動車 (EV) アウトルック(The Electric Vehicle Outlook:EVOレポート)は、電化、シェアード・モビリティ、自動操縦などが今後数十年の自動車、石油、電力、インフラ、電池材料市場、さらにはCO2排出量にどのような影響を与えるかを考察する長期的な年次刊行物である。*1 BloombergNEF、EVO Repo ...

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2023/8/1

アラブ首長国連邦でCOP28、気候変動行動計画を発表

今年11月にアラブ首長国連邦(UAE)で開催されるCop28国連気候変動サミットの議長であるスルタン・アル・ジャベールは、ブリュッセルで開催された各国政府会合において、待望の行動計画を発表した。 同計画は、2015年のパリ協定に基づき、気候変動対策の主要な側面をすべてカバーするもので、4つの柱、すなわち「4つのF」と呼ぶものに分類されている。それは、低炭素社会への移行の迅速化 (Fast-tracking the transition)、気候変動資金の固定化 (Fixing climate fi ...

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2023/7/25

アフリカで広がるインパクト投資

経済的リターンだけでなく、社会的リターンも同時に追求することを目指すインパクト投資が、世界的に注目を集める。今回のブログでは、そのインパクト投資が急速に広がるアフリカの事例について徹底解剖していく。 1. インパクト投資とは インパクト投資とは社会面・環境面での課題解決を図ると共に、財務的な利益を追求する投資行動のことを指す。従来の投資は「リスク」と「リターン」という2つの軸による価値判断が下された。これに「インパクト」という3つ目の軸を取り入れた投資、かつ、事業や活動の成果として生じる社会的・環境的な変 ...

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2023/7/25

ShareAction、ネットゼロ投資実践に関するガイダンス発行

社会的責任投資を推進するNGOであるシェア・アクション(英:ShareAction)は、温室効果ガス排出量ネットゼロを目指す投資家の行動をより現実世界に影響を及ぼすように促すためのガイダンスの第一弾を発表した。これは、同団体の責任投資に関する新定義に続くもので、資産運用会社などをはじめとする機関投資家に対し、その投資が人々や地球に対するネガティブな影響とポジティブな影響を考慮し、投資におけるリスクやリターンと同様に、真剣に考慮することを求めている。(*1)(*2) シェア・アクションが今回公表した一連のガ ...

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2023/7/17

EU自然再生法、2030年までに陸と海の20%を再生へ

2023年7月13日に欧州議会が欧州全域で生態系を回復するための「自然再生法(Nature Restoration Law)」を可決した。同法の可決を歓迎する企業、NGO、科学者の中に、多くの資産運用会社も含まれている。 この法律は、昨年の国連生物多様性条約第15回締約国会議(COP15)で合意された世界的な生物多様性保全に関する目標の一部を盛り込んだもので、2030年までにEUの陸と海の20%、2040年までに60%、2050年までに劣化した生態系の90%を回復させることを目標としている。 これは、気候 ...

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2023/7/13

VCMI:カーボンクレジットの企業利用促進に向けた認証制度

ボランタリー・カーボンマーケット・インテグリティ・イニシアチブ(VCMI)は、2023年6月28日に企業によるカーボン・クレジットの活用促進に向けての新たな認証制度を発表した。 カーボン・クレジットとは、CO2など温室効果ガスの排出削減量を1トン当たりに区分けした証書を、主に企業間で売買可能にする仕組みのこと(*1)。航空業界など排出削減が難しい業界も、企業がカーボン・クレジットを購入し、償却することで、排出量削減に貢献していることをアピールすることが可能となる。 VCMIは、企業向けに透明性の高いカーボ ...

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2023/7/11

過去125000年で最も暑い日

2023年7月4日(火)は、観測史上最も暑い日となった。 地球の平均気温は17.18度で、1979年に衛星による記録が始まって以来最高となった。ワシントンポストなどの取材によると、樹木の年輪や氷床コアなどのデータを含めれば、12万5000年前の最後の間氷期以降で最も暑い日となったと結論付ける科学者が多数いる。 この猛暑は、気候変動、夏の始まり、そして最近のエルニーニョの再来と海面水温の例年以上の上昇の組み合わせによって引き起こされた。 4日の平均気温は、たった1日前の2023年7月3日(月)に記録された観 ...

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2023/7/17

海苔の収穫量が過去51年間で最低に

日経アジアの取材によると、海苔の収穫量は過去51年間で最低となった。 日本有数のノリの生産地として知られる有明海の海苔養殖場では、低栄養水準と高温で収穫の量も質も低下している。今年日本では、海苔のほぼ3分の1を輸入しなければならなくなった。 今回の生産量の低迷は、降水量の少なさと海水温の高さによって発生した赤潮(*1)が原因であると報じられている。また河川の水位低下によって重要な栄養素である窒素とリンが減少したことで、海苔が変色し質が低下している。日経アジアによれば、農家からの仕入れ価格は46%上昇し、家 ...

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