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2022/4/24

BNEF:石油・ガス大手の脱炭素トランジションスコア、欧州メジャーが圧倒

ブルームバーグNEF(BNEF)が主要な石油・ガス会社41社を対象に、脱炭素社会への移行への備えを評価した「石油・ガス・トランジションスコア」を発表した。オランダのシェル、フランスのトタルエナジーズ、スペインのレプソルは、気候変動リスクの管理および低炭素社会に向けたビジネスモデルの形成においてトップ3にランクイン。この採点では、より環境に優しい技術の開発、移行リスクへの対応、低炭素ビジネスへの投資レベルなど、幅広い尺度が採用された。 本報告書では、欧州の石油・ガス大手が引き続き高い評価を得ており、上位10 ...

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2022/4/10

IPCC第6次報告書:カーボンゼロ変革に5つの解決策

国連の気候変動に関する政府間パネル(IPCC)の第6次評価報告書の最新版では、65カ国278人の科学者が、世界の平均気温の上昇を1.5度未満に抑えるというパリ協定の目標を達成するために、世界は今後3年間で温室効果ガスの排出量をピークアウトさせる必要があると指摘している。 気候変動の物理学とその影響に焦点を当てたこれまでの2つの報告書に続き、第3作業部会のこの報告書は、主に緩和、つまり温室効果ガス(GHG)排出の削減と大気中の二酸化炭素(CO2)の除去に焦点を当てたものである。2014年のIPCC第5次評価 ...

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2022/4/3

豪鉄鉱石億万長者のグリーン水素戦略

世界的なエネルギー価格高騰が示唆する、脱炭素化の必要性が高まる中、切り札となりうるグリーン水素に注目が集まる。 オーストラリアの鉄鉱石億万長者でフォーテスキュー・メタルズ・グループ(FMG)会長のアンドリュー・フォレスト氏は、FMGの小会社であるグリーンエネルギー企業「フォーテスキュー・フューチャー・インダストリーズ(Fortescue Future Industries、以下FFI)」の代表としてドイツのエネルギー大手E.ONと、2030年までに最大500万トンのグリーン水素を製造する基本合意書(MOU ...

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2022/4/1

米証券取引委員会:気候関連情報開示の義務化を提案

2022年3月21日、米国の証券取引委員会*1(以下SEC)が、上場企業に対し、事業に重大な影響を及ぼす可能性のある気候関連リスクに関する財務指標などの情報開示を定期報告書などに含めることを求める規則改正を提案した。 *1:証券取引委員会(以下SEC)とは、投資家保護および公正な証券取引を目的として、1934年に設立された、独立の連邦政府機関。 上場企業に求められる気候関連リスクに関する開示項目には、事業活動に伴う温室効果ガス排出量の開示も含まれる。これは、企業が気候変動対策に関するリスクにさらされている ...

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2022/3/28

マイクロソフトとベゾス地球基金「グリーンビル」スタートアップ企業を支援

ブロックパワー社(英:BlocPower)はニューヨーク市、ブルックリン区を拠点とするスタートアップ企業で、ニューヨーク市内に1,200棟以上のビルを「グリーン化」し、他の20都市でも同様のプロジェクトを行っている。同社によると、現在のプロジェクトでは、建物のエネルギーコストを30〜50%削減し、温室効果ガス排出量を40〜70%削減している。 古い配線、古いボイラー、二酸化炭素を排出するガス管に囲まれた地下室で、ブロックパワーのドネル・ベアードCEOは、「私たちはこれをみて、ここにあるものに注目することで ...

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2022/3/24

米国スタバでEV充電スタンド設置開始

近年、EV自動車の開発・導入が世界的に進展してきており、充電スタンドも同時に増加している。そんな中、米国スターバックスが、ボルボとチャージポイント社と提携し、デンバーからシアトルまでの1,350マイル(約1,270キロメートル)のルート上の駐車場にEV充電器を設置する試験的な取り組みを開始した。 電気自動車は、通常自宅で充電することが多いが、長距離のドライブでは充電スタンドを見つける必要が出てくる。現在の充電技術では、従来の給油よりも時間がかかり、スタンドで30分以上座っていることは容易ではない。 そんな ...

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2022/3/23

北極・南極が熱波により30~40度の気温急上昇

現在、コロナやロシアウクライナ間の紛争で世界情勢が危ぶまれているが、同時に気候変動にも大きな動きとして、北極と南極で同時に驚くべき熱波が発生し、「想像を絶する」気温の急上昇に見舞われている。 3月19日、南極のコンコルディア気象観測所で気候学者のマキシミリアーノ・エレーラ氏が-12.2℃という、例年平均より40℃ほど高い数値を報告した。 (出典:reddit.com) 一方、北極の一部では、例年平均より30℃以上高くなったという。 (出典:reddit.com) (出典:CLIMATEREANALYZER ...

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2022/3/21

400社以上がロシア事業縮小・撤退

プーチンのウクライナ侵攻以来、3月19日時点、ロシア事業を縮小または撤退を表明した企業が400社以上に上った。 この企業リストは、イェール大学首席経営者リーダーシップ研究所のジェフリー・ソネンフェルドと彼の研究チームによって、企業からの新しい発表をできるだけリアルタイムに反映させるために継続的に更新されている。 同リストが最初に発表された2月28日時点では、まだ数十社しか撤退を表明していなかったが、近日で急激に増加している状況が続いており、今後も増加が見込まれている。 このように世界的なロシアの反発を受け ...

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2022/3/31

ヒートポンプで平和を守る新たな運動

先月、作家で環境活動家のビル・マッキベンは、バイデン大統領が気候変動とウクライナ侵攻を同時に対処できるという珍しい方法を提案した。 化石燃料はプーチン政権を長い間支えてきた。ヨーロッパは天然ガスを40%、石油を27%ロシアに依存してきた。ヨーロッパのロシアへの化石燃料依存から脱却の道は※ヒートポンプが手がかりになる。 ヒートポンプとは?ヒートポンプとは少ない投入エネルギーで、空気中などから熱をかき集めて、大きな熱エネルギーとして利用する技術のこと。身の回りにあるエアコンや冷蔵庫、最近ではエコキュートなどに ...

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2022/3/11

IPCC最新報告書による気候変動の影響に関する6つの大きな知見

はじめに 2022年2月28日、気候変動に関する政府間パネル(以下IPCC)の第6次評価報告書の第2 作業部会(気候変動に関する影響・適応・脆弱性)報告書が発表された。 IPCCは、67カ国から270人の著者が参加し、34,000の研究成果から構成されたものである。今回の報告書は、気候変動の影響の激化と将来のリスク、特に資源が乏しい国や社会から疎外されたコミュニティにとってのリスクについて、どのような適応アプローチが最も効果的で実現可能か、また、どのグループの人々や生態系が最も脆弱であるかについても詳しく ...

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