現在、コロナやロシアウクライナ間の紛争で世界情勢が危ぶまれているが、同時に気候変動にも大きな動きとして、北極と南極で同時に驚くべき熱波が発生し、「想像を絶する」気温の急上昇に見舞われている。
3月19日、南極のコンコルディア気象観測所で気候学者のマキシミリアーノ・エレーラ氏が-12.2℃という、例年平均より40℃ほど高い数値を報告した。
(出典:reddit.com)
一方、北極の一部では、例年平均より30℃以上高くなったという。
(出典:reddit.com)
(出典:CLIMATEREANALYZER.ORG)
国立雪氷データセンターの科学者ウォルト・マイヤー氏はNBCニュースの取材に対して、「これまでの観測結果と大きく異なっている。北極と南極が同時に溶けるなんて、ありえない。」と語った。
また、極地研究者のジョナサン・ウィル氏は、ワシントンポスト紙に、「この現象は、完全に前例がなく、南極の気候システムについての我々の予想を覆すものです。」と語った。
さらに、研究者のステファノ・ディ・バティスタ氏は、ツイッターで、「南極の気候学は書き替えられた」と書いた。
It is impossible, we would have said until two days ago. From today (March 18) the Antarctic climatology has been rewritten
— Stefano Di Battista (@pinturicchio_60) March 18, 2022
At Concordia the high recorded -12.2 °C and broken the absolute maximum set on 17 December 2016 (-13.7 °C)
At Vostok the provisional high is -20.3 °C 👇 pic.twitter.com/PYm48XdHLh
この現象に関して、気象学者のマシュー・ラザラ氏とマイヤー博士によると、気候変動と直接的な関係はないという。しかし、
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