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[イベントレポート] ESG School #2 ESGの「E」の重要性

 ThinkESG主催の「ESG SCHOOL #2 ESGの『E』の重要性」 が4月25日にオンラインで開催されました。当日は、環境への配慮はなぜ重要なのか?、サステナビリティへの配慮が優れる企業を探すには、何を重視すべき?など、機関投資家へのアドバイザリー、気候変動修士号や環境NGOの立ち上げ経験を持つ、古野編集長ならではの視点で、ESG投資の「E」に関するインプットを行いました。またライブアンケートやディスカッションを通じた参加者とのインタラクティブな交流など、盛り沢山の内容を十数人の参加者と共有しました。

 前回のESG SCHOOL#1 に参加してくださった方や、新しく参加してくださった方も交えてESGの「E」について深堀をしたイベント当日の一部をレポートします!

講師紹介

古野 真(ふるの しん)- ThinkESG創設者/ 編集長 

気候変動に関するアジア投資家グループ(AIGCC)、シニア・マネージャー

株式会社エコロジカ顧問 / 公益財団法人地球環境戦略研究機関(IGES)フェロー

2020年1月からAIGCCで活動を開始し、投資家の立場から投資先企業及び政府機関とのエンゲージメントを担当。2020年2月から株式会社エコロジカの顧問に就任し、同時に地球環境戦略研究機関(IGES)のフェローに就任。現職に就任前は国際環境NGO350.orgの東アジアファイナンス担当を努め、350.orgの日本支部350Japanを2015年に立ち上げた。NGOセクターに携わる前にはオーストラリア政府の環境省で課長補佐として気候変動適応策を推進する国際協力事業を担当。気候変動影響評価・リスクマネジメントを専門とする独立コンサルタントとして国連開発計画(UNDP)、ドイツ国際協力公社(GIZ)や一般社団法人リモート・センシング技術センターのプロジェクトに参加。「サステナブル・ブランド ジャパン」でコラムニストを務める。クイーンズランド大学社会科学・政治学部卒業(2006),オーストラリア国立大学気候変動修士課程卒業(2011)

ESG SCHOOLとは何か?

 ESG SCHOOLとは、「ESGの重要性とESG投資の始め方」がコンセプトの全5回の連続オンライン講座です。「未来につながる、ESG投資を」実践する投資家を増やし、世の中に良い事業を応援し、持続可能な社会を作るというThinkESGのパーパースを実現するために開催しています。本講座を通して、投資初心者の方なら、ESG投資へのハードルが下がり、ESG投資を始めるきっかけを得ることができます。すでにESG投資を実践されている方にはESG投資戦略のより深い理解と考え方を得られます。また、参加者同士でESG投資に関するノウハウや経験をシェアする機会を設けることで、ESG投資を一緒に始める仲間と出会うきっかけを提供しています。

1.ESGにおける「E」、環境への配慮はなぜ重要?

 本題では、そもそもなぜ ESGにおける「E」、環境への配慮は重要なのかについて、編集長の古野がシンプルに説明しました。このスライドは、SDGsの17の項目を、ウエディングケーキの形のように、ESGの3つの分類で仕分けたものです。このイラストから、健全な経済(G)は社会(S)に頼り、健全な社会は環境(E)に支えれて成り立つことがわかります。つまり、一番下の土台である環境(E)が健全でなければ、社会や経済は成り立たないのです。ESG投資の根本的な思考はこのような相互関係が基盤となります。

 
 次にコロナウイルス後、世界経済に対する最大のリスク要因について解説がありました。コロナウイルスによって世界はかなりの大打撃を受けてしまっている現状ですが、その次のラウンドはさらに怖い大きい対戦相手が控えています。それは「気候変動」です。イギリスの経済誌エコノミストで去年掲載されたイラストのように、世界経済に対して最大のリスク要因は気候変動であると、多くの投資家が考えているようです。

 
 では実際に、世界のCEO・リスク専門家が挙げているトップリスクを見ていきましょう。次のグラフは横軸が「起こりやすさ」、縦軸が「インパクト」を示しています。最も起こりやすく、インパクトの大きいのは右上のエリアです。その中には赤と緑のダイヤモンドがあります。この赤のダイヤモンドは「感染症」なのですが、その他の要因は全て緑を表しています。この緑のダイヤモンドは環境関連のリスクです。つまり、この環境関連リスクが、感染症以上のリスクになっているんです。

 
 また、コロナウイルスは第一の危機に過ぎす、その後に迫っている気候変動、生物多様性・自然界の危機的状況への対応が必要とされているのです。

 今後、企業価値を選別する基準は、環境問題の深刻化・気候危機、生物多様性の危機に対して、その企業はソリューションを提供できるか?それとも問題に加担し続け、社会に必要とされない事業・ビジネスになるのか?という「機会とリスク」が分岐点になると、古野編集長は締めくくりました。

2.サステナビリティへの配慮が優れる企業を探すには、何を重視すべき?

 では、サステナビリティへの配慮が優れる企業を探すには、何を重視するべきなのでしょうか?一般的にEの分野で重要視されている課題とは、左上のエリアに記載されている通り、気候変動の緩和や気候変動の影響への適応以外に、環境汚染、土地利用、水資源管理などです。それらの課題解決のための企業行動として、右上にエリアにあるような行動が評価されます。これらは業種問わず、一般的な項目として考えることができます。

 しかし、業種別の事業体系により、環境関連の課題が事業に与えるインパクトが異なります。SASB (サズビー)という評価機関が作成したこの表では、業種ごとにどのような環境情報の開示が重要とされているのかを示しています。例えば、抽出物・鉱物加工の業種の場合は、非常に環境への負荷が高い業種ということもあり、GHG排出量、大気質や、エネルギー管理、水および、排出管理、そういった情報の開示されることが求められています。

 食料品などに関してはエネルギー管理や水排水管理も重要であり、あとは廃棄物有害物質管理に対する情報開示に求められます。他に資源転換サービス事業、技術通信など様々ありますけれども、その業種によっての環境への負荷っていうのを考える必要があるっていうものですね。これはあくまでその参考のみですので、その個々の企業の事業形態・本業はどのような事業なのかというのを考えた上で、どのようなところで環境への負荷が高いか、そういったことを考える必要があります。

 最終的には、企業が自ら開示している上記な環境情報を確かめることも重要だと考えられます。

その後、下記のトピックを深堀りしました。
・投資ファンドの「グリーンウォッシング」を見極めるためには何を見れば良い? 
・2021年以降、企業の環境配慮への取り組みはどう変化する?

古野編集長の講義を中心に、Q&Aコーナーやライブアンケートを交えて、参加者と一緒に考えを深めました!


(Q&Aコーナーの様子)

続きはプレミアム会員限定の内容となります。
*次回のESG schoolは5月23日(日)開催です。テーマは『ESGの「S」の重要性』
初回に参加出来なかった方も大歓迎です。1講座のみの参加も可能です!
参加費は500円(プレミアム会員は無料)となっております。
参加登録・詳細はこちら :https://thinkesg.jp/esgschool/

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