環境経営

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2024/2/19

米資産運用大手が気候変動グループから離脱

世界的資産運用会社であるJPモルガン・アセット・マネジメントとステート・ストリート投資顧問が、投資先企業との積極的なエンゲージメントを通じて企業の気候変動対応を改善することを目的とする著名なグローバル投資家連合であるクライメート・アクション100+(CA100+)から離脱した。CA100+には700以上の機関投資家が参加しており、加盟企業の運用資産総額は68兆ドル規模(約1京円)に上る。 この動きは資産運用業界の最大手ブラックロックも同様で、ブラックロックはCA100+の会員資格を国際部門に移し、参加を制 ...

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2024/2/17

欧州でPFAS規制案~日常に潜む危険な化学物質~

2023年2月7日に、欧州化学品庁(ECHA)は人間や環境へのリスク低減のため、有害性が指摘されている化学物質である有機フッ素化合物「PFAS」(ピーファス)の使用と製造を禁止する新たな規制案を発表した。ECHAは、EUにおける化学物質の法規制を実施する責任を担っている機関として、2024年中に欧州委員会に法案の元となる最終案を提出する予定で、その内容が世界的に注目されている。*1 本記事では以下の流れに沿ってPFASについて説明する。 PFASを禁止するEU規制案 永遠の化学物質、PFASとは EU議委 ...

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2024/2/12

バークレイズ銀行、新規石油・ガス開発事業への融資を終了

英大手銀行バークレイズは、新規の石油・ガス開発プロジェクトへの直接融資を終了し、エネルギー部門の顧客に対し、来年初めまでに移行計画または脱炭素戦略を策定するよう求める。 バークレイズは、2030年までに1兆ドル(約150兆円)のサステナブルおよびトランジション・ファイナンスを提供するという目標達成に向けた取り組みの一環として、新しいエネルギー方針と並行して、高排出セクターを脱炭素化するためのファイナンスを「トランジション(移行)」と分類するための基準の概要を示す、新しいトランジション・ファイナンスの枠組み ...

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2024/2/9

EU委員会、2040年までに温室効果ガス90%削減を勧告

欧州委員会(EC)は、欧州連合(EU)を2050年までにカーボンニュートラルにするという合意目標を達成するため、2040年までに温室効果ガス排出量を1990年比で90%削減するという新たな気候変動目標を設定するよう、欧州議会に勧告した。 日本にたとえるなら「ヨーロッパの霞が関」と言えるECは、2月6日、EUのカーボンニュートラル目標達成に向けた可能な道筋に関する詳細な影響評価を発表し、この影響評価に基づき、欧州委員会は、今年6月に予定されている欧州選挙後の次回委員会までに立法案をまとめることを目指し、利害 ...

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2024/1/21

ネットゼロ達成の道: 手頃さ、信頼性、産業競争力

大手コンサルティングファームのマッキンゼーは、ネットゼロへの移行を成功させるためには、排出量削減と共に、手頃な価格、信頼性、産業競争力の4つの目標を同時に達成する必要があると新たな報告書で提言した。*1 国や企業はCO2排出量をネットゼロにし、その他の温室効果ガスの排出量を削減することを約束しているが、その進捗は遅く、期限はあまりにも長期化している。国連の気候変動会議COP28で国連気候変動枠組条約(UNFCCC)事務局が発表した報告書によると、世界の平均気温の上昇を産業革命前に比べて1.5℃未満に抑える ...

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2024/1/9

2024年の主要ESGテーマ

2024年は、世界的な紛争や国内災害が続き、社会問題解決のための大きな幸運とイノベーションをもたらす辰年への期待に暗雲が立ち込める中、さらなる不安と災難で幕を開けた。この騒動の中、目の肥えた投資家は、より広い市場動向に目を向け、変化し続ける社会的期待やESG関連のメガトレンドに対応できる企業リーダーを見極めるだろう。本記事では、2024年のESG動向を形作るであろう4つの主要なESGトレンドをまとめた。 ESGのG:企業の政治的責任 2024年は世界政治にとって極めて重要な年となる。2024年は、日本、米 ...

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2024/1/4

2024年新NISA対象のESG投資商品4選

2024年からスタートする新NISA制度。購入した金融商品から得られる利益が非課税になる制度であることから、使わない手はないです。年末年始に資産運用を考えるみなさまのために、新NISA対象のESG投資商品の事例に迫ります。 新NISAとは? 新NISA制度では非課税投資期間が無期限となり、投資可能額・年間投資上限額の拡大や、つみたて投資枠と成長投資枠の併用が可能になるなど、利便性が大幅に向上します。新NISAでは長期の積立・分散投資に適した投資信託に投資する「つみたて投資枠」の年間投資上限額が従来の3倍の ...

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2023/12/29

2023年人気ESG記事ランキングTOP5

2023年もThinkESGを読んでいただきありがとうございました。ESGに関する基礎知識、投資ノウハウや最新のESG話題をピックアップいただけるように、今年もたくさんの記事を皆さんにお届けしてきました。この1年間に公開した記事の中で人気の高かった上位5件はこちらで紹介します! 見逃した記事がある方はこの機会にぜひ読んでみてください。 5位 海面上昇によりさらに2億4千万人以上が影響を受けることが判明 人為的気候変動は明白であり、1950年代以降、観測された多くの変化は、数十年から数千年にわたり前例のない ...

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2023/12/30

COP28、石油・ガス・石炭からの段階的な脱却で歴史的合意

2週間にわたる激しい議論と交渉の末、約200カ国の代表が12月13日、国連気候変動会議COP28の最終日に画期的な合意に達し、気候変動の悪影響を緩和するために石油、ガス、石炭の使用を段階的に削減することを誓約した。 アラブ首長国連邦(UAE)のCOP28議長であり、国営石油会社のCEOであるスルタン・アル・ジャベール氏が主宰するこの合意は、12月13日にドバイで最終決定され、国際社会が化石燃料への依存から脱却する決意で一致していることを、世界中の政策立案者や投資家に強いメッセージとして発信した。 サミット ...

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2023/12/8

【COP28連載⑦】118カ国が2030年までに再エネを3倍に拡大

米国、欧州加盟国、日本を含む118カ国が、2030年までに再生可能エネルギーの容量を世界全体で3倍に拡大し、エネルギー効率の改善率を毎年倍増することを誓約した。この合意は、世界の首脳らがドバイで開催されている第28回国連気候変動枠組み条約締約国会議(COP28)の3日目に集まった際に発表された。 署名国はまた、再生可能エネルギーとエネルギー効率に関する野心的な国家政策を採択し、この野心を「国が決定する貢献(NDC)」*に反映させること、都市や州政府と協力すること、主要なツールとエネルギー効率改善に焦点を当 ...

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