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責任投資原則(PRI)がアセット・オーナー向け気候変動入門ガイドを公開

[8月18日、ロンドン]

責任投資原則(PRI)が気候変動のテーマに関するアセット・オーナー(機関投資家)向けの入門ガイドを公開した。同ガイドの目的は、投資プロセスの観点から気候変動の重要性と関連性を説明し、アセット・オーナーが気候変動に関するリスクと機会を責任投資方針、投資プロセス、スチュワードシップの実践にどう組み込めるかを概説すること。内容は 2 部構成に別れており、第1部では気候変動への配慮の重要性に経済的・科学的観点から説明する。第 2 部ではアセット・オーナーが投資プロセス、投資先企業とのエンゲージメント、 情報開示において適用すべきアプローチ、および 実行可能な行動や利用できる資料など、運用会社に尋ねる質問も含む。

投資家に気候変動への対応として考えられる行動としては、以下のリストを推奨する:

  • 投資方針ステートメントに ESG 課題を盛り込む
  • ESG 関連ツール、測定基準、分析法の開発を支援する
  • 内部および外部の運用会社の ESG 課題の取り組みを評価 する
  • 投資サービス提供者(金融アナリスト、コンサルタント、証券会社、調査会社、格付会社など)に対し、ESG 要因を発展的な調査や分析に統合するよう依頼する
  • 気候変動に関する学術調査やその他の調査を促進する
  • 投資家向け ESGトレーニングを支持する

日本の資産運用会社や機関投資家は、どれほど気候変動のファクターを投資プロセスに組み入れているのかが同ガイドの有効性のテストになるだろう。

PRI は、投資家が気候関連リスクからポートフォリオを保護することを支援し、新たな収益機会を特定し、アセット・オーナーによる各種テーマ への取り組みに役立つプロセスをまとめることを目指している。

個人投資家には、投資商品を選ぶ際に、運用会社の責任投資方針をしっかり確かめた上、PRIの「気候変動入門ガイド」に記載されている様々な取り組みの内どこまで実行されているかを独自に確認し、気候変動のリスクと機会をしっかり考慮した資産運用を行う運用会社を選ぶことを推奨する。


 参考記事:

PRI公式サイト(英文):https://www.unpri.org/an-introduction-to-responsible-investment/an-introduction-to-responsible-investment-climate-change-for-asset-owners/5981.article

ガイド本文(和文):https://www.unpri.org/download?ac=11015

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