フィンランドに拠点を置く北欧最大のノルデア銀行は、遅くとも2050年までにネット・ゼロ・エミッションを目指す長期目標を発表。サステナビリティを事業戦略に組み込んだ。顧客が気候変動や社会への影響を通じて社会に貢献する選択肢の提供を目指す。
長期目標達成のため、当行は2030年までに融資・投資ポートフォリオのCO2排出量を2019年比で40~50%削減するマイルストーンを設定。また、2030年までに社内CO2排出量を50%削減を目指す。
ノルデアは、SDGsやパリ協定に遵守した事業戦略を推進し、商品もこうした目標に適合させている。世界で次々に気候変動政策を講じられる中で、経済界も呼応して金融の脱炭素化が主流になっている。環境に配慮した事業戦略を採用しないことはもはやリスクであるだろう。邦銀にもグリーン経済へのシフトを支える大胆な事業転換を期待したい。
参照リンク:
Nordea:Nordea sets target to become a net zero emissions bank by 2050