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ナイキがバイオ素材で「カーボンネガティブ」へ

スポーツウェア大手のナイキは、バイオテクノロジー企業Newlight Technologies(ニューライト社)と新たなパートナーシップを締結したことを発表した。同社は、ニューライト社が開発したバイオ素材を使用することで、スポーツシューズ、アパレル、機器、アクセサリーの二酸化炭素排出量を大幅に削減する狙いだ。

ナイキが今後あらゆるウェアに活用する新しいバイオ素材AirCarbon(エアカーボン)は、空気から温室効果ガスを吸収し細胞内で変換する、海の微生物が作り出すバイオマテリアル。このマテリアルはカーボンネガティブ(CO2の排出量よりも吸収するCO2の量が多い状態)であり、結果的にCO2を純減し、空気中の酸素約40%と約60%の炭素で構成される素材だという。繊維やシートから固体の形状まで、さまざまな形に溶かすことができることが特徴的だ。エアカーボンは現在、プラスチックや革に代わるカーボンネガティブな素材として、眼鏡、財布、バッグなどのファッション用途に使用されている。

「エアカーボンは、私たちが地球に与える影響をさらに減らす機会を提供してくれる。ナイキのカーボンフットプリント全体の70%を素材が占めており、この分野での取り組みを加速させ、新たな機会を模索している。気候変動との戦いにおいては、解決策を待つのではなく、共に協力して創造していかなければならない」

ナイキのチーフ・サステナビリティー・オフィサー、ノエル・キンダー氏

ニューライト社のCEOであるマーク・ヘレマ氏は「私たちの使命は、スケールの大きな変化であり、その実現を支援してくれるナイキ以上に優れたパートナーは世界にいない。ナイキが製品を脱炭素化し、野心的な二酸化炭素削減目標を達成するために、エアカーボンがどのように貢献できるかを探ることに興奮している」と新パートナーシップに期待を示した。

温室効果ガス排出量の削減と持続可能な素材の使用は、ナイキの2025年ESGプログラム「Purpose 2025」の重要な柱だ。同プログラムの一環として、ナイキは、環境に配慮した材料の使用を主要材料の50%にまで増やすことで、50万トンの温室効果ガス排出量を削減することを目指している。


参考記事:

https://www.prnewswire.com/news-releases/aircarbon-x-nike-newlight-and-nike-partner-to-reduce-carbon-footprint-301361052.html

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