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海運の脱炭素に向けて「Green Shipping Challenge」COP27にて発表

海運業界は全世界の二酸化炭素排出量の3 %を占め、その排出量は増加している。そのため、業界全体での二酸化炭素排出量の削減が求められている。今回、国連気候変動会議COP27において、アメリカとノルウェー政府が中心となり、海運業界全体として二酸化炭素排出量の削減に取り組むことを目的とする「Green Shipping Challenge」の発表が行われた。これは国家や企業など海運のバリューチェーンに携わる関係者らに対し、港湾と海上の両方において、二酸化炭素排出量を削減する具体的な施策を発表することを求めるものである。

Green Shipping Challenge

11月7日、エジプトにて開催中のCOP27において、ノルウェーのストーレ首相とケリー米国気候問題大統領特使によって「Green Shipping Challenge」が発表された。

Green Shipping Challengeは、国、港、企業、その他海運バリューチェーンに携わる関係者らに海運セクターをこの10年で世界の気温上昇を1.5℃に抑えるという目標に沿った軌道に乗せるための具体的な施策を発表するよう奨励するものである。このチャレンジでは、以下に関連する事項を含む発表が期待されている。

生産・港湾

ゼロエミッション燃料の生産、ゼロエミッションの燃料補給と充電機能の実証・開発、再生可能エネルギーインフラの開発。

海上

低排出量またはゼロエミッション船舶の実証・配備、グリーン輸送回廊※の立ち上げ・推進。

※グリーン輸送回廊:メガポートを結ぶ航路についてゼロエミッション戦略が重点的にとられる輸送回廊

政策的施策

クライドバンク宣言、2050年までのゼロエミッション海運宣言、ファースト・ムーバーズ・コーリション海運部門、ゼロエミッション海運ミッションなどのイニシアティブへの参加、国内海運・船舶からの排出を削減するための国家行動や行動計画の発表などを求める。

主な発表

今回発表されたGreen Shipping Challengeの下、

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