データセンター

データセンターの水問題は、施設内でサーバーを冷やす冷却水に議論が集中してきた。しかし米国のサステナブル投資団体セリーズの新たな分析は、はるかに大きな負荷が別の場所にあることを示す。データセンターへ電力を送る発電所で使われる水である。米7州の推計値は2024年に3兆4,000億ガロン(約12.9兆リットル)に達した。この水消費量は、ロサンゼルス、フェニックス、ワシントンD.C.の合計の約12倍に当たる。

議論はデータセンターの「施設内の冷却水」に偏っていた

データセンターの水使用をめぐる議論は、施設内のサーバーを冷却するのにどれだけの水が必要かに焦点が当たりがちである。*1

だがそれでは、全体の使用量のうち最も大きく、最も見えにくい部分を捉えきれない。データセンターの増大するエネルギー需要をまかなう発電所で使われる水である。原子力や石炭火力の発電所は、タービンを回した蒸気を冷やすために大量の水を必要とする。データセンターが電力を買えば、その電力を作った場所で水が消費される。この構造上のつながりが、施設の敷地境界を見ているだけでは把握できない「隠れた」フットプリントを生んでいる。

データセンターによる間接的な水使用を開示しているのはメタ1社のみ

ハイパースケーラー(超大規模データセンターを世界展開する巨大IT企業)のうち、購入電力に埋め込まれた間接的な水消費量を報告しているのはメタ1社のみである。同社の最新のサステナビリティ報告書によれば、その数値は2024年に同社データセンターが直接消費した水量の20倍を超えており、2021年以降、毎年増加してきた。桁がひとつ違うどころではない差が、開示によってはじめて可視化された形である。

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2026/9/5

データセンターの間接水消費は直接消費の20倍超

データセンターの水問題は、施設内でサーバーを冷やす冷却水に議論が集中してきた。しかし米国のサステナブル投資団体セリーズの新たな分析は、はるかに大きな負荷が別の場所にあることを示す。データセンターへ電力を送る発電所で使われる水である。米7州の推計値は2024年に3兆4,000億ガロン(約12.9兆リットル)に達した。この水消費量は、ロサンゼルス、フェニックス、ワシントンD.C.の合計の約12倍に当たる。 議論はデータセンターの「施設内の冷却水」に偏っていた データセンターの水使用をめぐる議論は、施設内のサー ...

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